FX会社を選ぶなら「スプレッド」は外せないチェックポイント!
同じ業界最狭水準でも、FX会社ごとにスプレッドは違います。
今回は、人気のFX会社8社を対象にどの通貨別にスプレッドを比較してみました。
初心者向けに「スプレッドとは?」や「スプレッドの意味」など現役トレーダーが分かりやすく解説します。
【通貨別/低スプレッド】おすすめFX会社 一覧 | |||||
通貨ペア | ドル円 | ユーロ円 | ポンド円 | 豪ドル円 | ユーロドル |
FX会社 |
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スプレッド | 0.2 | 0.4 | 0.8 | 0.6 | 0.3 |
そもそもスプレッドとは?
スプレッドとは
スプレッドとは、買い注文と売り注文の価格差です。
為替は常に「ASK(買い値)」と「BID(売り値)」の2つの価格で表記されます。
スプレッドはFX会社によって、あらかじめの原則として「○○pips」「○○銭」と設定されています。
ですから、最初にポジションを持った時はスプレッド分の含み損からスタート。
スプレッドの狭さは、今の価格から何円動けば利益に変わるかの最低ラインです。つまり、方向の合った注文ならスプレッドが低い=利益が乗り易いと言えます。
FX会社を比較する際に、スプレッドが注目される理由の1つです。
【FXスプレッドの計算】取引コストを考えよう!
スプレッドは取引する時に必ず発生する「取引コスト」です。
取引手数料が無料のFX会社が多いため、わざわざ口座履歴にスプレッドは取引コストとして書きません。
ですから、初心者はスプレッドで「実際の取引コスト」がいくら発生しているか考えてみましょう。
スプレッドの計算方法は至ってシンプル。小学生レベルの算数ができれば誰でもできます。
このスプレッド計算方法を使って、取引コストにいくら投じているか、スプレッドの違いで取引コストにいくら差がでるか?考えてみましょう。
【ドル円を1万通貨スプレッド「0.2銭」の場合】
1万通貨×0.2銭=2000円
取引コスト 1万通貨当たり2,000円
【ドル円を1万通貨スプレッド「0.3銭」の場合】
1万通貨×0.3銭=3,000円
取引コスト 1万通貨当たり3,000円
ポイント
スプレッドは1通貨当たりコンマ銭と少額ですが、FXでは1000通貨・1万通貨で取引するので意外とその差は大きい
スプレッドは「本来は利益になったお金」であり、他社より高いスプレッドは「背負う必要にないリスク」と言い換えられます。
そう考えると、スプレッドが少しでも安いFX会社で取引すべきでしょう?
初心者は「ピップス(pips)」を覚えよう
FXでは、スプレッドや値幅を示す時、ピップス(pips)という単位を使います。
ピップスとはその通貨ペアの最小単位です。
通貨ペア別の「1pips」
- 対円の通貨ペア「0.01円」=「1銭」=「1pips」
- 対ドルの通貨ペア「0.0001ドル」=「0.01セント」=「1pips」
数字が多くてちょっと難しいですよね。簡単な1pipsを知るコツをお伝えします。
ピップスを覚えるコツ
どのFX会社でも、「プライスパネル」や「通貨ペア一覧」がありますよね。
そこに書かれている価格の「右から2番目」が1ピップスの単位です。これなら初心者でも簡単に分かりますよね?
FX会社のスプレッドは、基本的にピップス単位で表記されますから覚えておくと良いでしょう。
【スプレッドの意味】実質の手数料・FX会社の収益源
なぜ、同じ価格でも買いと売りで価格が違うのでしょうか?
スプレッドの意味を理解すると、簡単に納得できます。
スプレッドの意味
- 実質の取引手数料
- FX会社の収益源
取引手数料や入出金手数料を「無料」で多くのFX会社は提供しています。
その運営や、FX会社の収益としての側面がスプレッドです。それ以外にも収益源はありますが、難しくなるので割愛します!
例えば、スプレッドの狭いFX会社は「口座数が多い」「取引高が大きい」など、使っている人が多いので還元しやすいですよね。
基本的に、FX会社は私たちの注文(それも膨大な)を代わりに市場へ仲介したり、他のユーザーの反対注文と合わせます。
100円なら100円!と完璧に値を同じで仲介するのって大変です。スプレッドで敷居を低くする意味合いもあるんですね。
為替のスプレッドは「提示率」と「約定力」も重要
スプレッドで大切なのはスプレッドだけじゃない!
例えば、同じスプレッド「ドル円0.2銭」でも毎回の取引で、必ず0.2銭となるかは別の話なんです。
為替市場は24時間で週5日も絶えず変化する世界。その時間の中では、「激しく価格が動く時間」「価格がほとんど動かない時間」があります。
スプレッドも同じく変化するのです。
- そのスプレッドが原則固定できる割合の「提示率」
- 狙った価格に狙ったタイミングで約定する「約定力」
つまり、上記の2つのポイントをスプレッドと一緒に見るのは超重要です。
逆を言えば、原則固定のスプレッドが如何に優れていても、絶好のチャンスで変わってしまうなら意味ナシ!
相場が急変動する時とは?スプレッドが開く可能性も。
一般的にスプレッドは、相場が急変動すると大きくなると言えます。
相場が急変動する時とは、価格の変動幅(ボラティリティ)が大きくなった時です。
- 重要な経済指標時「雇用統計」「指数」「要人発言」
これらが発表される時は、多くの注文が市場に流れるため一気に価格が動くのです。取引システムは、混雑する注文を裁くため同時にスプレッドが拡大します。
多くの初心者は、「経済指標がない時はスプレッドは固定」と勘違いしてます。
スプレッドが開く時とは、「相場が急変動する時」です。つまり、たくさんの注文で市場が混雑している時。
指標の有無を問わず、たくさん買いたい・売りたい状況など市場の状態によって起こりうるのです。
逆を言えば、指標の関心度が低ければスプレッドや変動幅は無風。なんてこともあり得ます。
「原則固定」と「変動制」
FX会社のスプレッドをみると「※原則固定」の文字をよく見ますよね。
原則固定の意味を知っていますか?
ここでは、FX会社のスプレッド方式「原則固定」と「変動制」の違いを解説します。
原則固定とは?
原則固定のスプレッドは、ベースとなるスプレッドを設定している方式です。
指標発表時や自然災害時など「相場が急変動している状態では」スプレッドが拡大します。
原則固定は、多くのFX会社が採用しているスプレッド方式です。
変動制とは?
変動制のスプレッドは、相場の変動に合わせてスプレッドが変動する方式です。
スプレッドの上下限を設けず、変動が少ない時は狭いスプレッドで、逆に変動が大きいと広がります。
共通点として、どのスプレッド方式でも変動が激しい相場ではスプレッドが拡大する可能性があります。
ほとんどのFX会社は、スプレッドは原則固定です。
人気FX会社のスプレッド比較
FX会社によってスプレッドは違います。
また、同じFX会社でも通貨ペアごとにスプレッドは違うので、自分が取引したい通貨ペアでFX会社を使い分けるのもアリ。
通貨ペアごとに人気のFX会社8社で比較してみました。
注意ポイント
掲示しているスプレッドは、各社の原則固定の数値を使用しています。
価格の急変動、経済的・地政学的リスクによって変動する場合もあります。
【FX会社のスプレッド比較】ドル円のスプレッド
ドル円のスプレッド比較 | |||
DMM FX | GMOクリック証券 | FXプライム | マネーパートナーズ |
0.2銭 | 0.2銭 | 0.6銭 | 0.3銭 |
みんなのFX | 外為オンライン | 外為ジャパン | ヒロセ通商 |
0.3銭 | 1銭 | 0.2銭 | 0.2銭 |
ドル円・低スプレッドは?
- DMM FX
- GMOクリック証券
- 外為ジャパン
- ヒロセ通商
ドル円のスプレッドは「0.2銭」のFX会社がおすすめ!
比較対象の8社中4社が最低水準の「0.2銭」でした。
FXをする全ての人が、必ずトレードすると言っても過言ではないドル円。定番の通貨ペアだからこそ、スプレッドで選ぶなら重視したい通貨ペアです。
【FX会社のスプレッド比較】ユーロ円のスプレッド
ユーロ円のスプレッド比較 | |||
DMM FX | GMOクリック証券 | FXプライム | マネーパートナーズ |
0.5銭 | 0.5銭 | 0.9銭 | 0.4銭 |
みんなのFX | 外為オンライン | 外為ジャパン | ヒロセ通商 |
0.4銭 | 2銭 | 0.5銭 | 0.5銭 |
ユーロ円・低スプレッドは?
- マネーパートナーズ
- みんなのFX
ユーロ円を比較してみると、最も低い水準のスプレッドは「0.4銭」でした!
8社中2社、ユーロ円を0.4銭のスプレッドで提供しているのは「マネーパートナーズ」と「みんなのFX」!
意外にも、国内トップクラスのシェアを誇るDMMFXやGMOクリック証券ではありせんでした。
低スプレッドは、獲得できる利益に関係するのでユーロ円を取引するなら口座があると便利です。
【FX会社のスプレッド比較】ポンド円のスプレッド
ポンド円のスプレッド比較 | |||
DMM FX | GMOクリック証券 | FXプライム | マネーパートナーズ |
1銭 | 1銭 | 1.8銭 | 0.9銭 |
みんなのFX | 外為オンライン | 外為ジャパン | ヒロセ通商 |
0.8銭 | 2銭 | 3銭 | 1銭 |
ポンド円・低スプレッドは?
- みんなのFX (キャンペーンによる/通常時は0.9銭)
- マネーパートナーズ
ポンド円の最小スプレッドは「0.8銭」!
そして、ポンド円を0.8銭のスプレッドで提供しているのは8社中1社のみ。「みんなのFX」でした。
キャンペーン期間中の特別スプレッドであるものの、通常時のスプレッド0.9銭でもローコストです。
FX経験者ならお分かりでしょうが、ポンド円はFXを代表するハイボラ銘柄。つまり、ボラティリティ(価格の変動幅)がずば抜けて大きい通貨ペアです。
変動の激しい通貨ペアほど、スプレッドが広がり易い傾向にあります。
それでも、1銭以下の水準で提供できる「みんなのFX」はすごいです。
【FX会社のスプレッド比較】豪ドル円のスプレッド
豪ドル円のスプレッド比較 | |||
DMM FX | GMOクリック証券 | FXプライム | マネーパートナーズ |
0.7銭 | 0.7銭 | 1.3銭 | 0.6銭 |
みんなのFX | 外為オンライン | 外為ジャパン | ヒロセ通商 |
0.6銭 | 3銭 | 0.7銭 | 0.7銭 |
豪ドル円・低スプレッドは?
- マネーパートナーズ
- みんなのFX
豪ドル円の最小スプレッドは「0.6銭」!
比較対象の8社中2社、「マネーパートナーズ」「みんなのFX」が豪ドル円を0.6銭のスプレッドで提供しています。
私的に豪ドル円と言えば、最近の金利事情で長期投資向けから、専ら短期トレードが熱い通貨ペアです。
値幅も大きく動くので、少しでも有利なポジションを獲得するには低スプレッドが欲しい所。
スプレッド0.6銭は優秀で、トレードでも大助かりな印象です。
【FX会社のスプレッド比較】ユーロドルのスプレッド
ユーロドルのスプレッド比較 | |||
DMM FX | GMOクリック証券 | FXプライム | マネーパートナーズ |
0.4pips | 0.4pips | 0.6pips | 0.3pips |
みんなのFX | 外為オンライン | 外為ジャパン | ヒロセ通商 |
0.3pips | 1pips | 0.4pips | 0.4pips |
ユーロドル・低スプレッドは?
- マネーパートナーズ
- みんなのFX
ユーロドルの最小スプレッドは「0.3pips」!
比較対象の8社中2社「マネーパートナーズ」「みんなのFX」がユーロドルをスプレッド0.4pipsで提供しています。
初の対ドル取引としてもメジャーなユーロドル。対円の通貨ペアと違いスプレッドが「ピップス表記」なのでご注意ください。
国内のFX会社は、どうしてもドル円やユーロ円など対円のスプレッドが重視されやすいです。
しかし、スプレッドに力を入れているFX会社は、外貨同士の通貨ペアも小さく設定している傾向があります。
ユーロとドルなので、お仕事が終わってからなど、夜間でトレードを考えているなら個人的にはお勧めです。
スプレッドの安さ重視なら「マネーパートナーズ」&「みんなのFX」
人気FX会社の8社でスプレッドを比較した結果。
総合的に見てスプレッドが安いのは「マネーパートナーズ」と「みんなのFX」でした!
もちろん単にスプレッドが安いだけでは、私は納得しません。
ここでは、スプレッドの安さと相性の良いメリットを兼ね備えた「低スプレッドおすすめFX会社」をご紹介します!
約定率100%!マネーパートナーズ
マネーパートナーズのスプレッド | ||||
ドル円 | ポンド円 | ユーロ円 | 豪ドル円 | NZドル円 |
0.3銭 | 0.9銭 | 0.4銭 | 0.6銭 | 1.2銭 |
ユーロドル | 南アランド円 | トルコリラ円 | メキシコペソ円 | 香港ドル円 |
0.3pips | 1銭 | 1.9銭 | 0.3銭 | 2.8銭 |
ポイント
- 約定拒否&スリッページなし 10年連続「約定力第1位」
- 原則固定の時間がある「コアタイム原則固定」
- スキャルピングを禁止していない
「業界最狭水準のスプレッド」と「高水準の約定力」この2つを両立させたマネーパートナーズ。
このクオリティでスプレッド&約定力を満たしているFX会社は他にはないでしょう。
10年連続「約定力第1位」
マネーパートナーズは、外部の調査会社(矢野経済研究所)によって約定力第1位を10年連続と評価されています。
約定力とは、文字通り注文を約定させる力の事。
- 実際の取引で注文を押したときに約定しない、俗にいう「注文がスベる」「約定拒否」の少なさ。
- 注文した価格と実際に約定した価格に差が出来るスリッページの少なさ。
約定率とほぼ同じ意味で、100%に近ければ近いほど約定力のある信頼できるFX会社と言えます。
マネーパートナーズは、約定力でマイナス点となる「約定拒否」「スリッページ」がゼロの調査結果を10年連続獲得。
ですから、提示されるスプレッドの信頼度が他社と比較して段違いです!
スプレッドの「コアタイム原則固定」が決まっている
原則固定のスプレッドでは、ベースとなるスプレッドを表記していても、具体的に何時頃まで固定スプレッドで提示しているか「原則固定の時間帯」までは公表していません。
価格の変動幅が大きくなった時に、スプレッドが拡大するのは同じです。
しかし、マネーパートナーズでは原則固定となる時間帯「コアタイム」を通貨ペアごとに設定しています。
具体的に原則固定がベースになる時間帯まで明記しているFX会社は少ないです。
スキャルピングを禁止していない
Q.マネーパートナーズではスキャルピング取引は禁止されていますか?
A.当社では通常のお取引におけるスキャルピングを一概に禁止しておりません。
ただし、お客様の利益の有無にかかわらず、当社の正常な業務執行に支障を生ずるような取引をされていると判断したお客様に対し、事前通告なく取引を制限させていただく場合がございます。
目安として、当社システムに大きな負荷を与える取引(適正な方法以外の取引または本取引システムでは通常実行できない取引)や、リスク減少を目的に行う銀行等への正常なカバー取引ができない等となります。
引用:マネーパートナーズ よくある質問より
マネーパートナーズでは、公式で「スキャルピングを禁止していない」と明記されています。
もちろん、サーバーに負荷が掛かるような取引は禁止事項に触れるのでいけません。
しかし、高い約定力を備えた取引システムですから、裁量トレードいわゆる自分で売買する分には、まず問題ないと考えられます。
他のトレーダーに害があるほど、高負荷を与えるのは「非公認の不正な売買ツール」を使った場合などです。
マネーパートナーズでは、ルールを守った上で業界トップのスプレッド、高い約定力で快適にスキャルピングが出来ます。
縮小キャンペーン!みんなのFX
みんなのFX スプレッド | ||||
ドル円 | ポンド円 | ユーロ円 | 豪ドル円 | NZドル円 |
0.2銭 | 0.8銭 | 0.4銭 | 0.6銭 | 1.0銭 |
ユーロドル | 南アランド円 | トルコリラ円 | メキシコペソ円 | 人民元円 |
0.3pips | 0.9銭 | 1.6銭 | 0.3銭 | 0.9銭 |
ポイント
- スプレッド縮小キャンペーンで他社を圧倒
- 1000通貨の少額から取引できる
- 公式の自動売買アリ!低スプレッドと相性◎。
スプレッド縮小キャンペーンで他社より圧倒的に小さいスプレッド「みんなのFX」!
1000通貨の少額FXが出来る口座で、この最小スプレッドは最高です。
「スプレッド縮小キャンペーン」でよりお得に!
みんなのFXでは、定期的に縮小スプレッドで取引できるキャンペーンを行っています。
例えば、今現在で実施している「ポンド大還元キャンペーン」では通常時のスプレッド0.9銭を「0.8銭」の特別スプレッドで取引可能!
それに加えて、期間中の取引高に応じて最大10万円のキャッシュバックまで。
恐ろしくコスパに優れたキャンペーンながら、他の通貨ペアでも定期的にスプレッド縮小キャンペーンを開催しています。
同じ通貨ペアを売買するなら、私もかならずキャンペーンをやっていないか確認する「みんなのFX」です。
1000通貨からの少額FX
みんなのFXは1000通貨単位から取引できるFX会社です。
目安としてドル円を1ロット注文するのに、今のレートで約4300円の証拠金で注文できます。
少額FXを考えるなら、取引コストのスプレッドが安いFX会社が良いですよね。
少ない資金をフルに活用できる環境が揃っているのも最大の特徴!
自動売買「みんなのシストレ」は相性抜群
スプレッドが狭いなら、小さな取引を何度も繰り返して手数で稼ぎたい!
そう考えるなら、やっぱり機械的にこなせる「自動売買」が良いですよね。
みんなのFXでは、口座を開設すれば同じ口座で「みんなのシストレ(自動売買)」を利用できます。
みんなのシストレは、豊富な売買ルールから選び、投資金額なども設定できるので幅広い戦術でトレード可能。
低スプレッドと相性の良い環境が整っているのは魅力的ですよね。
FXは口座を使い分け!より良いスプレッドで取引!
ポイント
- FXの口座を複数持っておくのはトレーダーの常識
- 資産を分けて万が一のリスクに備える
- 通貨ペアごとに最小スプレッドで取引
私も私以外のトレーダーも、必ずと言っていいほどFX口座を複数持っています。
その理由は、大きく分けて2つです。
- 倒産・盗難・災害などの万が一のために資金を分散させておく
スプレッドなどの「コスト」より、最初に投資で大切なのは「リスク」です。特に私たちトレーダーは、取引を積み重ねる事で稼ぎます。そのためには元本が必須。
資金の枯渇=退場を意味します。少なくとも取引以外で元本がなくなる事は避けなければいけません。
ですから、リスクに備える意味で複数の口座を開設します。
- 通貨ペアごとに最小スプレッドのFX口座で取引する
例えば、「ドル円は他社と比べて最も安いスプレッドでも、ユーロ円は少々割高・・・。」
という様に業界最狭水準のスプレッドを謳っていても通貨ペアごとにバラつきがあります。
その時々に応じて、自分が取引したい通貨ペアのスプレッドが安いFX口座を使い分けます。
人によってトレード回数は違えど、スプレッドの違いで生じた「利益の差」は積み重ねで意外と大きくなるので、使い分けは効率が良いです。
手法やトレードスタイルで使い分け
私の場合は、「スキャルピング」「デイトレード」「スイングトレード」と全ての取引方法を行います。
相場によって、同じく複数の手法やテクニカル分析を駆使してトレードするのでFX口座を使い分けています。
例えば、ごく短時間のスキャルピングならスプレッドの狭い「みんなのFX」といった低スプレッド特化の口座を。
動きの大きいニューヨーク市場のデイトレードなら、約定率の高い「FXプライム」といったイメージです。
如何に有利で快適な環境を作ってトレードをするかは重要です。
まとめ FXはスプレッドが狭いとやっぱり「楽」
本記事のまとめ
- スプレッドは「実質の手数料」で「取引コスト」
- 通貨ペアによって、スプレッドは各社で違う
- スプレッドと同時に「提示率」と「約定力」が大切!
今回は、「FX会社スプレッド比較!初心者向けにトレーダー解説付き」のテーマでお送りしました!
レバレッジ25倍の規制以降、国内のFX会社では業界最狭水準スプレッドを掲げる傾向があります。
しかし、一言で「業界最狭」といっても具体的な数字にはバラつきがあります。
スプレッドは、FXをする上で欠かせない取引コストですから他社と比較して少しでも有利に取引が出来るようにしましょう。
個人的にスプレッドが狭い方が含み益になるのも早く精神的に楽だと思います。